条件を満たさない限り結婚は夢ですか?コスパ化結婚の怪:結婚、してみませんか(20)

昨今の結婚事情、恋愛事情については、タイトルだけはこれまで
何度も紹介している『恋愛しない若者たち コンビニ化する性とコスパ化する結婚
(牛窪恵著・2015/9/30刊)が参考になるかと思います。

以下のAmeblo紹介編は、2012年終わりに書いたもの。
すでに3年経過しており、傾向・トレンドは、一層進化、と呼ぶべきか
退歩と見るべきか、どうやら変わっているようです。

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2012年11月24日からAmeblo で22回に亘って、結婚をテーマに投稿。
その投稿を消去し、こちらの<世代通信.net>に転載。
内容を再確認し、修正したり、付け足ししたりしつつ 今思う別の観点も
加えて結婚を考えてみる <結婚、してみませんか>シリーズです。

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Ameblo編・第20回:条件主義?の婚活・恋愛心理①
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(2012年の、ある日経MJ掲載記事からの引用になります。 )

連載 『日経ウーマン佐藤珠希編集長の「女性真理学」』:
<婚活ブーム化の新事情>というテーマで、見出しが「条件重視の恋愛に疲れ」 でした。

女性の生涯未婚率が過去最高水準に達する状況での
日経WOMAN(2012年)12月号「働く女性660人の恋愛&セックス白書」
での
読者アンケートに基づく、「恋愛」と「結婚」の関係・レポート。

シングル女性中、「現在付きあっている人がいる」という回答が49.4%。
2008年52.6%、2005年55.6%で、働く女性の「彼アリ率」は減少傾向。

この傾向は、国立社会保障・人口問題研究所の18~34歳の未婚男女対象
調査でも、2010年調査で、男性6割、女性5割で同傾向。

その理由の第一が「出会いのきっかけがない」 で想定内。
意外なのが
「自分は人を好きになれないのではないか」と感じている女性が32%。
「自分に自信がなくて恋愛できない」という理由の女性も30.6%。

恋愛できない理由を自分の中に探す傾向が強まっている、としています。

その背景のキーワードが「結婚」。

08年の婚活ブーム以来、恋愛段階から気持ちを置き去りにし、 条件で
相手を探す傾向が強い。

そのため、本来恋愛対象ではない男性と付きあい、好きになれない、
触れられるのが苦痛、等の悩みが増える傾向があると引用しています。

「結婚につながる恋」を意識し過ぎることで、条件で恋愛相手を選ぶ。
その結果気持ちがついてこず、「自分は人を好きになれないのでは」、
「こんなにいい人を愛せない自分はダメ」と自信喪失・・・。
そのような女性が増えている、と。

なるほど、と思いつつ、「恋」と「愛」、「恋愛」と「愛情」の違いを
どう女性が考え、感じているのか気になるところです。

ほのぼのとした「想い」や直観的・直情的な「素敵!」「好き!」という
感情を持つ機会自体が減ってきているのか、感じなくなってきているのか
・・・。

あるいは、そう感じる相手、男性自体が減ってきているためなのか・・・。
理性が勝るのか、自尊心の表れか、真逆のコンプレックスか・・・。

日経MANが仮にあり、「働く男性660人の恋愛&セックス白書」を特集
すると、どんな結果になるでしょうか・・・。

※2012-12-18 投稿記事の転載です。


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現代の婚活は、間違いなく相手に一定の条件を付けることから始まって
います。
初めに恋愛、愛情ありきではなく、年齢、年収など客観的にチェック可
能な要素から可能かどうか、出会いを考えてみるかが始まる・・・。

まず相性、好み、直観などから興味・関心・欲求・インプット・アクシ
ョン、とAIDMAの法則のような流れに沿って、つき合うようになるわけ
ではない。

一定条件を満たせば、愛が芽生えるか、相性を感じるか、結婚の対象と
考えるまでに至るか・・・。

しかし、そうした手順云々の前に、恋愛自体、もう面倒な、重いもの、
という先入観ができてしまっている。
こうなれば、一層結婚が遠くなる・・・。
実はそうとも限らないかもしれない・・・。

結婚に、恋愛感情は要らない。
もしそうなれば、結婚の意義・意味が社会的に変化し、必要なイベント・
行動、形式的でもやっておいて便利・得、ということになれば結婚の高
いハードルも低くなるかもしれない・・・。

では、その意味・意義は?
出産・子どもを持つため・・・。
経済的な合理性・・・。
税制上や社会保険上の利便性・・・。

もともと結婚の目的・意義にはあったけれども、あまり強く意識されな
かった点が見直し、評価される。

同性婚は、恋愛感情が先行し、それの付随して、出産・子ども要素を除
くその他の合理性、利便性を求めてのもの。

ここでのダイバーシティの動きは、本質的には、特段新しいテーマでは
ないと思うのです。

とはいうものの、今時の若い世代の価値観・意識は気にはなります。
来年1月には、
恋愛しない若者たち コンビニ化する性とコスパ化する結婚』を紹介し
ながら考えてみたいと思っています。

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