
すべての政治家と、保育行政に関わる厚労省・自治体職員、保育業界職員が読むべき『ルポ 保育格差』
介護業界と同様に人材不足に悩まされている保育業界。
介護士不足で、新規の介護施設をオープンできない事業者がいるという介護業界。
まだ有資格者でなくても介護業務に携わることができる介護分野でも恒常的に不足。
一方、保育分野では、施設・保育士双方の不足が、待機児童問題を長引かせている。
その人材不足の対策の切り札として、2018/8/20付日経では
◆「潜在保育士」50万人? 掘り起こせ 待機児童解消の切り札に
と題して、保育士資格とその経験を持ちながら保育業務に携わらない潜在保育士の
復帰を促す取り組みについてレポートしていました。
救世主にもなりうる、と相当の楽観的な表現を添えて、保育業界の現状の問題点や
国や自治体の保育士確保策について述べています。
その内容は、上記のリンクで見て頂ければと思います。
恒常的保育士不足は、保育行政の誤りに起因
介護にしろ保育にしろ、本質的には、社会福祉事業の代表的テーマです。
それが、民営化・民業化に軸をシフト化することにより、問題点が、改善されるどこ
ろか悪くなり、官と民の線引きが、一層困難になり、責任のあり方も曖昧になってい
っていると考えます。
すなわち介護行政・保育行政が間違っているのです。
保育士不足は、公的資格者であるの専門職の保育士が、安心して、やりがいをもって
働くことが困難な保育現場の現状を端的に、象徴的に示すものです。
低賃金、長時間勤務、心身とも厳しい就労環境・・・。
日経記者の問題意識・良識は認めますが、時々こうしたレポートをものにしたところ
で、何も変わらないのです。
より根本的な問題、本質的な問題を掘りさげ、不可欠な施策・政策提言に持ち込まな
い限り、自己満足に終わってしまいます。
それが仕事といえば仕事ではありますが・・・。
子を持つ親御さんを含む全保育関係者が読むべき小林美希著「ルポ」シリーズ
読むと自分の子どもを預けることが恐ろしくなるような、信じられない保育所・保育・
保育士の事例・・・。
もちろん、こういう保育所なら安心して、子どもを預けることができる、預けたい。
そういう事例もありますが・・・。
保育所の経営の実態、保育と保育士の質の問題、低賃金や労働環境・就労条件問題。
そしてそれらを招いている保育政策・保育行政の誤り・・・。
個別に足を運び、そして総合的に調査分析した、小林美希氏の最新刊が2018/4/20刊
『ルポ 保育格差』。
この書は、すべての政治家、すべての厚生労働省官僚・職員、すべての地方自治体保育
行政職員、保育士・保育施設経営者・同職員、そして子どもを持つすべての親御さんに
お読み頂きたい書です。
本書は、2015年4月21日刊の『ルポ 保育崩壊』の続編でもあり、できれば2冊お読み
頂きたいと思います。
前著を参考にしつつ、国の保育政策の根本的な誤りとあるべき形を、次回以降で取り上
げていきたいと思います。
-------------------------------------------------
これまでの仮想通貨で失敗した人、うまくいかなかった人に、不成功体験をリセットし、
確実な「仮想通貨投資」をお教えします。
「保険の窓口」ではなく、「ICOの窓口」が、そのリスタートと成功を懇切丁寧に支援します。
詳しくはこちらから
⇒ http://ap-asp.com/ad/10020/769944
----------------------------------------