自由な生き方・働き方としての非正規社員選択、増加:2018年4-6月労働力調査

2018年8月7日、総務省による「労働力調査」の最新速報、2018年4-6月期版が
発表されました。

公開された「労働力調査結果」(総務省統計局)による
「労働力調査(詳細集計)平成30年(2018年)4~6月期平均(速報)結果の概要」から
非正規社員の動向に関する部分を一部引用・転載し、考えたいと思います。

なお、ここでは、調査における「非正規職員・従業員」「正規職員・従業員」をそれぞれ、
「非正規社員または非正規」「正規社員または正規」と呼びます。

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正規・非正規とも増え続けている雇用=就労状況

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はじめに、正規・非正規別雇用数の合計についての動向を示しています。

1.役員を除く雇用者の雇用形態別現状
1)正規職員・従業員は3484万人。前年同期比62万人増。14期連続増。
2)非正規職員・従業員は2095万人。同77万人増。24期連続増 。雇用者に占める割合は37.6%2期連続上昇

 

昨年2017年4~6月期の次の2期は、非正規社員割合は下がったのですが、
今年に入って増加に、反転しているのが特徴です。

絶対数は、先に述べたように、ずーっと増加しています。それを示したのが、
四半期単位での増減の推移を示した以下のグラフです。

 

労働力不足の現状と今後の見通しに備える必要性を強調し、女性と高齢者の就労を
促進したい政府。
加えて、一応安定した景況に基づく雇用情勢に伴い、失業率の低下と雇用増の傾向
が、正規・非正規社員双方の増加として、この<労働力調査>結果に現れています。

 

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 非正規社員を自ら選ぶ人が増えてきている!
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次に着目しているのが、非正規社員の動向です。
そこでは、今期非正規社員となった人が、なぜ非正規雇用を選んだか、という理由に対する
質問の回答結果が、以下のように示されています。

2.現職の雇用形態(非正規の職員・従業員=662万人)についた主な理由
1)「自分の都合のよい時間に働きたいから」とした者170万人(27.6%)。前年同期比17万人増加。
2)「正規の職員・従業員の仕事がないから」とした者128万人(20.8%)。13万人減。

3.女性非正規職員・従業員(1434万人)の,現職の雇用形態についた主な理由
1)「自分の都合のよい時間に働きたいから」:422万人(31.0%)。前年同期比べ53万人増。
2)「家計の補助・学費等を得たいから」:315万人(23.1%)。同5万人減。

4.男性非正規職員・従業員(662万人)の,現職の雇用形態についた主な理由
1)「自分の都合のよい時間に働きたいから」:170万人(27.6%)。前年同期比べ17万人増。
2)「正規の職員・従業員の仕事がないから」:128万人(20.8%)。同13万人減。

 

男性において多数を占めた2つの理由の動向の推移を示したグラフが、以下です。

 

 

一般的には、非正規よりも正規を希望する。
しかし、正規雇用よりも非正規雇用を雇用側が推し進め、希望する正規就業ができない。
そう考えますが、実態として、自ら非正規での就労を希望する人が増える傾向にある。

ある意味、多様な働き方のなかから自ら非正規を選ぶ、選べるのは好ましいことと言え
ます。
それが顕著になってきた理由として考えられるのは・・・。

労働力減少傾向が増してくる今後の対策として、非正規の賃金や福利厚生面での改善を、
企業=雇用側が進めてきていることが挙げられます。
当然、同一労働同一賃金制をめぐる訴訟や判決で、正規と非正規の差に合理性がなけれ
ばその格差を是正すべきという判断や議論が次第に広がってきている背景もあります。

仕事と保育、仕事と介護、時に仕事と保育と介護、それぞれを可能にするための非正規
の選択、とやむを得ない事情も、多様な働き方の現れのひとつ。

しかし、積極的に自由な生き方・働き方としての非正規選択も、ひとつの軸になりつつ
ある。
その形でも、生活していく上で、生きていく上で経済的な不安がなければ、ひとつの理
想とも言えるでしょう。

そして、選択肢にある「専門的技能等をいかせるから」という理由での非正規選択は、
より望ましい働き方と思います。
ICT、AIなどの職種や各種士業、デザイン関連などに加え、自分でこれまでにない
仕事・職業を創造する。
めざす人が増えてくることを期待したいと思います。

◆フリーランスエンジニアのためのサイト【High-Performer】

 

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 自由な働き方・非正規の先にある、起業・独立という選択肢
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非正規という生き方・働き方を選ぶ。
では、その後はどうする。
いつまで非正規の生き方・働き方を続ける・・・。

生涯その生き方・働き方で経済的に、社会的に不自由・不都合を感じることなくやって
いければ、それはそれでいいでしょうが・・・。

自由に働くことができる、自分の時間、自分のペースで仕事ができる・・・。
その理想の実現方法のひとつに、自分でそれが可能な仕事を創る、独立して起業する。

それも究極の働き方改革であり、理想の生き方の実践だと思います。

 

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◆フリーランスエンジニアのためのサイト【High-Performer】

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