事業所内保育所、子育て世代社員囲い込みに不可欠?:トヨタ国内最大級の事業所内託児所開設

前回、企業型保育所への依存度が一層高まっている現状と課題を
企業頼みの待機児童対策:企業型保育所の保育サービス確保に企業努力を期待
で確認しました。

最近の具体的な事例としては、先日4月2日に、トヨタ自動車が定員320人規模の
国内最大級の事業所内託児所「ぶぅぶフォレスト」をトヨタ市内に開設。

工場で働く子育て世代の要望に応え、工場の稼働日に合わせ、0歳から未就学児
童まで、一般の保育所では対応しにくい早朝や宿泊保育や、バス送迎などを実施。
トヨタ記念病院と連携して病児保育にも対応します。

関連記事は、先月3/21付日経に
◆「トヨタ託児所、定員320人 愛知で来月開設 早朝・宿泊に対応」
と題して報じられています。

また、過去開設済みの託児所については、以下で紹介しました。
トヨタ自動車、親と出勤の子どもを託児所間「送迎保育」:総合的生活支援システムが広がる大手企業 (2016/11/21)

それぞれ詳細は、リンクした記事で確認頂ければと思います。

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「ぶぅぶフォレスト」という名称。
トヨタらしいですね。
フォレストは、環境保全型野外体験施設「トヨタの森」とも通じる呼称です。

 

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冒頭述べた前回の投稿で、企業主導型保育所の開設に当たっては、既存の保育サービス
事業所と提携し、活用・導入することも選択肢、と述べました。

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先日4日の日経では、既存保育サービス事業者が、事業所内保育事業に参入する動きと
して
◆「事業所内保育所に参入 ヒューマンスターチャイルド まず都内など3ヵ所」
というレポートを掲載。

神奈川県内に18の認可保育所を運営するヒューマンスターチャイルドが参入する3ヶ所
は、
1)宇宙航空研究開発機構(JAXA)の調布航空宇宙センター(調布市)内

2)国立病院機構久里浜医療センター内(横須賀市)
3)同神奈川病院(秦野市)内

 

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ヒューマンスターチャイルドの事例は、別の事業者から引き継いでのものとのこと。
運営受託も、保育士の確保・定着ができる力がある事業者でないと厳しいことが想像
できますね。

事業者内保育所、駅近辺での保育所開設など種々保育事業展開策が見られますが、最
大の問題は、やはり保育士の確保ではないでしょうか。
介護士の確保と同様の問題です。

介護の方は、要介護高齢者の増加に追い付かない事情があります。
保育の方は、本来、少子化で保育士が不足することはないのでは、と思うのですが、
生産労働人口の減少対策としての例の女性活躍推進政策で、子育て世代の働く女性が
思ったよりも?増えすぎてしまった???

施設も、足りないからといって「はいどうぞ」とできるものでもない。
適地も少なく、新規開設に反対する地域もある。
当然、コストがかかる。

そこで認可基準を下げる。
補助金を出す。

その結果、一層不足する保育士と施設の不十分さで、保育サービスの質が確保できない、
安全性に不安が残る、増す・・・。
人気施設と不人気施設の格差が広がる・・・。

結局、待機児童は、バラツキを強くしながら、トータルでは減ることはない。
これだけ長くこうした状況が続いているのですから、学習効果で、抜本的に適切な対策
が講じられて良いと思うのですが・・・。

大人の学習ほどあてにならないものはないようです・・・。

現状、6人の孫のうち1人がこの春、保育園に入園。
スクールバスで元気に通園を始めたようです。
来春に入園させたい孫が1人います。
あまり近くに保育園がなくて、保活をしっかりこれからやらなければいけないようです。

それぞれの家庭の状況、地域の状況により、子育て・保育園の在り方・希望は違います。
少しでも希望にそった子育て・保育が行われるように、とジジババ世代は祈るばかりです。



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