少子化対策の必要性と根本的課題をライフステージと世代論から考える:少子化社会対策大綱から

少子化社会対策基本法」に基づき
今年2015年3月20日に閣議決定された「少子化社会対策」。
そのサブタイトルは
結婚、妊娠、子供・子育てに温かい社会の実現をめざして
です。

 

その大綱は
Ⅰ はじめに
Ⅱ 基本的な考え方 ~ 少子化対策は新たな局面に ~
Ⅲ 重点課題
Ⅳ きめ細かな少子化対策の推進
Ⅴ 施策の推進体制等

別添1:施策の具体的内容
別添2:施策に関する数値目標
という構成になっています。

内閣府のHPから上記の概要をPDFからピックアップしましたので
確認してみました。

Ⅰ はじめに & Ⅱ 基本的な考え方

Ⅲ 重点課題

Ⅳ きめ細かな少子化対策の推進 & Ⅳ 施策の推進体制等


別添2:施策に関する数値目標

当サイトは
生まれてから死ぬまでの人生における
ライフステージの変化とそのステージごとの在り方を考えていくこともテーマの一つです。

上記の「少子化社会対策大綱」の <Ⅲ きめ細かな少子化対策の推進>では
1.結婚  2.妊娠・出産  3.子育て
4.教育  5.仕事
という人生における段階を対象として、各段階での取り組むべき課題を、
社会と企業が取り組む必要性があることを提起しています。

一般的に、<少子化>は、<少子高齢化>と一つにまとめて表現されることも多く
このブログと 別のブログ:介護相談.net で組み入れたシニアや介護、終活という残り?
のテーマとつなげると
人の一生・生涯での全ライフ・ステージをカバーします。

 

すなわち
少子高齢化社会における、一人ひとりの人生の場面、局面で
種々のライフイベントとそのイベントと区切りがもたらす
ライフスタイル、ライフステージごとの問題や悩み、課題があります。

そのプロセスは
それぞれの複数の年代・世代層が重なり合い、つながり合って描かれていく
社会の場面・シーンと
世代間のコミュニケーション、関係、ギャップ等の現実を課題としていく
ものでもあります。

加えて
この大綱で示された課題は

昨年12月に法制化された
まち・ひと・しごと創生法」に基づく
まち・ひと・しごと創生総合戦略」や

康生労働省が法制化し、今年から施行する
子ども・子育て支援新制度」や
働き方改革」などの政策と関連しています。

一応、それらの連係・関連性はそれぞれの会議やプロジェクトで
取りまとめられた資料で、示されていますが
実務となると、そうした連係やコラボレーションが
うまく機能しないことの方が多いような印象を持っています。

結局
大半の関連課題は、地方自治体単位での個々・個別の業務活動に
委ねることになり、
全体と連携のマネジメントが効かないまま、予算と時間が経過し
結果が伴わないことになりかねない・・・。

予期・予想されるところと言えます。

 

当ブログの展開方法をしばらく考えてきましたが
この「少子化社会対策」をテーマの基盤とし
これに「高齢化社会対策」をつないで
4月以降、関連情報や記事の紹介と意見・提案を綴っていきたいと考えています。

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