ミトコンドリアを卵子へ注入。不妊治療で出産成功:高まる不妊治療、卵子・受精卵保存希望

少子化問題を別の面から眺めると、不妊治療問題が浮き上がります。
少子化を少しでもくい止めようと、子どもを持ちたくてもできない人のため
の高額な費用がかかる不妊治療への補助金給付制度が国や自治体レベルで少
しずつ現実化してきています。

また、今は子どもは持たないが、いずれその時が来ることを想定して、卵子
を保存しておこうという女性も、増えつつある。

そうした不妊治療や妊活をめぐる最近の情報が、相次いで日経が取り上げま
した。

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まず、2017/6/22付の記事では
◆「ミトコンドリアを卵子に注入 不妊治療で5人誕生 大阪のクリニック
と題して、不妊治療の成功例をレポート。
 治療を行った「HORACグランフロント大阪クリニック」によるその
方法と、
結果を紹介しました。


※Wikipedia から引用しました。

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しかし、この記事掲載の数日後、2017/6/25付同紙で
◆「受精卵検査で資格停止 産科婦人科学会、神戸の医師処分
というテーマで、反対に不安を感じさせるレポートを掲載。

こちらも日本産科婦人科学会が絡んだ情報でしたが、この処分に対して、
同クリニック大谷院長は、HPで
日本産科婦人科学会の不当な「処分」について」と題して抗議。
これからも着床前スクリーニングを継続実施する旨、以下表明しています。

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体外受精に際して受精卵の染色体全部の数を調べて、着床しない、あるいは流産
しやすい事が明らかな受精卵を避けて、着床しやすくて流産しにくい受精卵を子宮
に戻す事は、世界的に実施されており、その有効性は多数の権威ある論文で証明さ
れています。
 妊娠しやすくて流産しにくい治療を受けることは患者様の基本的人権です。
 患者様の基本的人権を尊重して医学的に正しい治療を実施した事を理由に処分を
するなどと言うことは常識的にはおよそ考えられない事態で、日本産婦人科学会が
世界の医療から孤立して、閉鎖的体質に陥っていることを自ら公表したようなもの
です。
 私は患者様の人権を守るため、日本産婦人科学会の処分とは関係なく、最新の
NGS法による流産しにくくて着床しやすい受精卵を子宮に戻す治療を続ける所存
です。

 なお、今回の「処分」は大谷レディスクリニックでの不妊治療、着床前診断、同じ
フロアある第2大谷レディスクリニックでの体外受精、特定不妊治療費助成金などに
は全く影響はありません。

(以上の内容です。)

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当然のことながら、私は素人ですので、事の是非はわかりません。
しかし、人の命、子どもの生命に関わることですから、こうしたもめごと?は、
政治的?な事情は排除して、客観的に、合意形成して欲しいと願うものです。

そして、2017/6/27付日経の
◆「卵子保存要望2600人 実績の10倍 がん治療前に妊娠備え
と題した記事で、不妊治療に悩む人、子どもを持ちたい、産みたいと願う人が
多いことを確認することができます。

合わせて当然ですが、高額な不妊治療費の問題、その技術と安全性の問題も、
常にその話題・課題の中で、必ず触れられていることは言うまでもありません。

上記に3つの記事内容は、それぞれのリンクから見て頂ければと思います。

 

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小林麻央さんが乳がんで若くして亡くなられたことから、この記事にあるように
早期に卵子や受精卵の凍結保存を望む女性がより増えるのではないかと思います。

子どもを持ちたくない、持たない自由を掲げる人。
持ちたくても、できない人。
いますぐには欲しくない、持ちたくはないけれども、いずれは、と思う人。
すべての人が、その思い通りに行動し、思いを実行・実現できればよいの
ですが・・・。

とりわけ、子どもを持ちたいと切に願う方々は、なんとか報われるように、と思
います。
不妊治療に頼らざるを得ない方々においては、信頼できる、安全な技術が確立さ
れ、極力妥当な費用で受けることができるようになることを・・・。


 

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【ミトコンドリアとは?】 (Wikipediaより抜粋)
ミトコンドリアは真核生物の細胞小器官。二重の生体膜からなり、独自のDNA
(ミトコンドリアDNA=mtDNA)を持ち、分裂、増殖する。
ヒトには、肝臓、腎臓、筋肉、脳などの代謝の活発な細胞に数百、数千個存在し、
細胞質の約40%を占め、平均では1細胞中に300-400個存在し、全身で体重の10%
を占めている。

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