
親子関係の悩み、改善・解決法:いくつになっても親は親、子は子?
親子関係がうまくいかない・・・。
親子関係で悩んでいる・・・。
こう文字面で見ても、一体どんな親子の組み合わせなのか、まったく想像が
できない・・・。
超高齢化社会においては、親子関係のバリエーションが多種多様になってい
ます。
いわゆる老老介護の一つのパターン。
40代や50代、時に60代、あるいは70代の子が、親の介護をする。
これも親子関係の悩み・問題として、現代では当たり前に存在するモノ、コト。
そしてフツーの親子関係でも、子どもが未成年の場合、子どもが成人してはい
るが自立していない場合の親子関係、三世代を形成し、孫が絡んでくる家族関
係中の親子関係も、といろいろあり。
そこに、夫婦のそれそれの親との関係があり、どちらか一方の親がいない場合
の親子関係とか、その性の違いによる親子関係とか・・・。
すべてを一括りにして親子関係問題を論じることは、絶対的にムリであります。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
昨日、かみさん(68歳)が妹(66歳)と会って昼ご飯食べながら話したこと。
自分たち(の世代)は、親の圧力を感じて育ってきており、それが今でも残っ
ている気がする。でも、いまの子どもたちは、自分の親に圧力をかけている、
親である自分たちの方が、子どもから圧力を受けている、というようなこと。
かみさん姉妹の母親が、厳しい人で、二人共子どもの頃かなり厳しくされた体
験がトラウマとして残っています。
いま、サ高住で生活している母親(95歳)からも、プレッシャーを感じている
のです。
妹の娘(結婚して2児の母)は、親に対してプレッシャーをかけ、随分世話に
なっていながら、感謝も何もしない、と・・・。
うちの息子たちから、かみさんは、プレッシャーをさほど感じてはいないよう
ですが、3人のうちの1人は、どうも苦手で、多少のプレッシャーを感じてい
るようではあります。
特に団塊の世代の親の娘たちは、親に対して威張っている、いろいろ面倒を掛
け、世話になることが当たり前で、当然の権利のように思っている・・・。
確かにそんな家庭、親子関係を話に聞くことは比較的日常的ではあります。
しかし、母親と父親それぞれ、受け止め方、感じ方が違うでしょうし、それぞれ
の性格、子どもの状況、性格にも拠るでしょう。
一つのパターンに集約して、問題や解決方法を絞って考えるわけには、当然いき
ません。
しかし、いくつになっても親は親、子は子・・・。
それはそうですが、人間関係として、親子関係しかそこにはないのか・・・。
そうではない、そうではいけないと思うのです。
そんなことから、つらつら、思いついた時、世間や社会で話題となった親子関係
について、これから考え、ときおり綴ってい着たいと考えています。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
先日NHKTVのある番組で、役者の「むろつよし」と、あの「渡辺直美」の生い
立ち・経歴などの語りや二人の対談がありました。
二人共、両親が離婚し、事情を抱えての成長過程を経験してきたことをそこで
知りました。
次回は、その概要を思い出して、子の成長過程における親子関係の在り方を考
えてみたいと思います。
----------------------------------
-----------------------------------
香山リカ氏著
☆☆☆『親子という病』(2008年9月20日刊・講談社現代新書・¥756)
※カスタマーレビューページ
岡田尊司氏著
☆☆☆『母という病』(2014年1月7日刊・ポプラ新書・¥842)
※カスタマーレビューページ
☆☆☆『父という病』(2015年1月5日刊・ポプラ新書・¥864)
※カスタマーレビューページ
白河桃子氏著
☆☆☆『専業主婦になりたい女たち』(2014年12月1日刊・ポプラ新書・¥842)
※カスタマーレビューページ
☆☆☆『「専業主夫」になりたい男たち』(2016年1月5日刊・ポプラ新書・¥842)
※カスタマーレビューページ
下重暁子氏著
☆☆『家族という病』(2015年3月25日刊・幻冬舎新書・¥842)
※カスタマーレビューページ
☆☆『家族という病2』(2016年4月1日刊・幻冬舎新書・¥842)
※カスタマーレビューページ
筒井淳也氏著
☆☆☆☆『仕事と家族 – 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか』(2015年5月15日刊・中公新書・¥842)
※カスタマーレビューページ
杉山 春氏著
☆☆☆『家族幻想: 「ひきこもり」から問う』(2016年1月10日刊・ちくま新書・¥864)
※カスタマーレビューページ