生前契約、終活弁護士、終活カウンセラー、孤独死保険:終活ビジネスが多様化

2017年8月下旬に日経で特集された「大終活時代」で目についた内容をピックアップ
して紹介し、有益な「終活」に結び付けたいと思います。

今回は、前回の
拡大する終活ビジネス市場、支える超高齢化社会と多死社会
の続編。

同特集の、第3回目の内容を、簡潔に紹介しました。
多様化する「終活」ビジネスの紹介を、一部前回と重複しますが、行います。

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1.終活ワンストップ代行サービスを生前契約
NPO法人きずなの会】
入院・施設入居の際の身元保証や手続きから死後の葬儀・納骨の手配、遺族・自治
体への連絡までワンストップで代行する。
会員数は高齢のおひとり様中心に約1万人。

 

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2.終活弁護士、弁護士会「終活部会」も登場
遺言に財産の処分法を書いてもらい、執行人を引き受けるなど、終活者向け業務
扱う「終活弁護士」。
遺品の整理や遺体の引き取りにも応じ、ときには火葬場に出向き、散骨に立ち会う。
費用は遺産の中から受け取る。

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3.終活検定資格「終活カウンセラー」取得者が急増
終活ビジネスに役立つ検定資格「終活カウンセラー」。
終活カウンセラー協会が主催。
11年から初級検定が260回以上実施され、既に1万4000人以上受験。

 

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4.遺言代用信託、累計15万件の大ヒット!
信託銀行ではお金を死後、妻子に贈れる遺言代用信託が累計15万件とヒット。

5.孤独死保険、登場!
賃貸アパートでの孤独死で家主に与える損害を補償する「孤独死保険」も相次ぎ発売。

 

終活カウンセラー養成ビジネスと終活ビジネス業界の拡大

いやー、「終活カウンセラー」資格検定があることは知らなかったです!
終活カウンセラー協会のホームページから、資格についての解説、お借りしました。

受検・資格取得方法は

比較的、お手軽にできている、取得できるのが、ミソですね。

最近のセミナー等の実施スケジュールをここからチェックしてみると・・・。

大盛況!
この資格ビジネスがしっかりビジネスモデル化されています。
そして、その資格取得者が、終活市場のマーケッターとして活動を拡大する・・・。

拡大する介護市場の延長線上に、間違いなく存在する終活ビジネス市場。
こちらの方は、1人1回限りで手離れ?いいですから、介護よりも効率的なビジネス。
ひとりにとってはエンディングですが、社会的には、当分はエンドレス・・・。

まだまだこれから拡大・成長可能なマーケットであることは、間違いない!
なんと、終活カウンセラーを養成するインストラクターを養成する資格と講座まで
しっかり用意されています。


なお、同協会の資料は こちらから入手できます。

弁護士業務で「終活」という用語を用いることができるようになったこと。
事業的には、大いにメリットがあるでしょうね。

なお、ご参考までに、記事中の用語について、以下リンクを貼っておきました。
遺言代用信託とは?
孤独死保険とは?

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