
ドライブスルー葬儀場、友引火葬、自治体終活支援、ふるさと葬祭:終活必須時代に備える
年間の死亡者が130万人超となった多死社会時代。
折々、着目すべきテーマで小特集をしている日経の【迫真】欄。
2017/8/21からは、「終活」をテーマに『大終活時代』と題して、大々的?
に特集を組みました。
終活とは、
葬式や墓の用意、財産の整理、エンディングノート執筆など、終末や死後に
ついて自ら考えて備えること。
少子高齢化と古くからの核家族化社会が、その意識を一層高めていることは
間違いありません。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
そのシリーズは
◆『大終活時代(1)「子に迷惑かけたくない」 』
◆『大終活時代(2)お骨だけの場所じゃない』
◆『大終活時代(3) 「ワンストップで承ります」 』
その記事を元に、それぞれ
◆拡大する終活ビジネス市場、支える超高齢化社会と多死社会
◆広がる樹木葬墓地、ペットも一緒に:増える家族関係の確認とコミュニケーションの機会
◆生前契約、終活弁護士、終活カウンセラー、孤独死保険:終活ビジネスが多様化
を投稿しました。
今回第4回は、2017/8/24掲載の
「大終活時代(4)自治体も身じまい手助け」。
---------------------------------

------------------------------
「ドライブスルー葬儀場」を紹介。
「ドライブスルー&アテンドスタイルホール」と名付けられたこのシステム。
ドライバーが自動受付機で氏名などを入力。
ドライバーも同乗者も、車に乗ったまま参列者の後ろにある焼香台で焼香
を済ますことができる。
焼香の様子はカメラで撮影し、会場の遺影の横に置いたスクリーンに映し
出され、誰が参列したかが分かる。
焼香を済ませたドライバーはゲートを開くボタンを押して退場する。
というものです。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
その他、記事タイトルにあるよう、全国の自治体の終活支援の必要性とその
取り組み状況などをレポート。
無縁遺骨の状況、斎場での友引火葬、ふるさと葬祭などについても紹介して
います。
詳しくは、リンクした記事をお読み頂ければと思います。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
終活市場が多様化、拡大化している状況を、日経特集記事等から具体的に確認してき
ました。
終活は、超高齢化社会・多死社会という要素に、核家族化、高齢老夫婦世帯・高齢単
身世帯化という要素が重なりあうことで、自分のために、家族のために、そして社会
のために、当然行うべき課題、コトになりました。
自分の最期のあり方を自分で考え、備える。
あるべき形とは思いますが、果たしてそれがすべての高齢者が自らできるかどうか・・・。
恐らく、ムリと想定しておくべきでしょう。
ゆえに、国や自治体がそこに必要最小限関わる必要が生じる・・・。
やはり介護と直接つながる課題であることも前提として、行政が道筋と方法とを提示
し、推し進めていく必要があります。
もちろん、社会的存在としての人、自らの責任も最大限果たすよう努めるべきことは、
言うまでもありません。
-------------------------------
過去の終活関連投稿です。
◆樹木葬の公営墓地、愛知県長久手市に!:樹木葬とは (2015/3/16)
◆樹木葬・桜葬、桜葬墓地とは:『老い方上手』「自分らしい葬送を選ぶ」から-7 (2015/7/10)
◆お盆を迎えるこの機に、お墓や葬送を考える:納骨堂・樹木葬など、形式と意識の変化 (2015/7/16)
◆クラブツーリズムの終活講座:樹木葬と海洋散骨講座、納骨堂講座、エンディング準備講座 (2015/6/3)
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
先日紹介したのが
◆僧侶無し葬式「小さなお別れ葬」最安の14万円台。ユニクエスト・オンライン
◆海洋散骨海域に、人気の沖縄離島・石垣島を加え15海域に。ユニクエスト・オンライン
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
◆遺言代用信託とは?
◆孤独死保険とは?
---------------------------------
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆☆☆☆『老い方上手』<樋口恵子氏・大熊由紀子氏・井上治代氏・会田薫子氏共著>
(2014年12月22日刊・WAVE出版・¥1,512)
※カスタマーレビューページ
島田裕巳氏著
☆☆☆『葬式は、要らない』
(2010年1月30日刊・幻冬舎新書・¥799)
※カスタマーレビューページ
☆☆☆『もう親を捨てるしかない 介護・葬式・遺産は、要らない』
(2016年5月30日刊・幻冬舎新書・¥842)
※カスタマーレビューページ
☆☆☆『0葬 あっさり死ぬ』
(2014年1月29日刊・集英社・¥1,296)
※カスタマーレビューページ
山岡淳一郎氏著
☆☆☆『長生きしても報われない社会 在宅医療・介護の真実』
(2016年9月10日刊・ちくま新書・¥886)
※カスタマーレビューページ