有料老人ホーム、サ高住などで想定以上の費用発生:知っておきたい契約内容

有料老人ホームやサ高住への入居にあたり、事前に契約を結びます。

その内容などを詳細に書き記し、施設側と入居する側とで相互に確認する
「重要事項説明書」があります。

その中に書いてあるのですが、一般の介護保険制度で適用される介助サー
ビスの種類とは別に、紙おむつ、タオルなど、入居者の生活で必要な生活
消耗品や使用物品は、施設サイドが指定するものを使い、実費が請求され
ることが大半です。

こうした問題を捉えた記事が、2017/10/21付日経に掲載されました。
「有料老人ホーム 重い追加料 おむつ・買い物代行・・・、事前確認」

と題したもの。

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有料老人ホームでは、入居時一時金をなくしたり低額にしたりする施設
が増え、以前に比べ入居のハードルは下がった。
しかし、入居後に想定外
の費用が発生してうろたえることが多い。
入居前に追加負担となる項目を
確認し、費用の上限をイメージ
しておく必要がある。

と注意を促しています。

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<東京都の会社員Aさん(57歳)の事例>

 要介護度2で90歳の母親を介護付き有料老人ホームに入居させた。
請求金額が月32万~33万円に達し、事前に聞いた金額より約10万円
上回った。

 当初の説明では、月額費用は次のとおり
1)家賃、食費、身辺介助などの介護サービス費が約23万円
2)介護保険の1割負担額約2万円、レクリエーションの実費等

 しかし、以下のような見込み違いが介護サービス費で発生した。
3)洗濯やベッドのシーツ交換などの追加負担分
4)少し高価な紙おむつ代の自己負担
5)有料の
通院や買い物代行費用

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 こうした失敗をしないためにどうするか・・・。

契約書に加え、入居時に受け取る「重要事項説明書」や施設の「管理規定」
などの内容を説明を受けた上でしっかり理解しておくべきと言います。
 そこには、追加負担となる介護サービスの具体例が記されており、追加費用
の上限を大まかに計算できるのです。

 

※記事内容は当該記事リンクから確認してください。

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思ってもいなかった費用。

想定外ではなく、想定内のことと本来しておくべきです。

要介護度が高くなればなるほど、こうした施設が料金を設定する介助サービスや
生活支援サービスが増え、費用負担も増えていきます。
入居型介護施設では、これが毎月毎月続くわけですから、合計していくと相当の
額になります。

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サ高住で暮らす96歳の義母は、幸いまだ要介護1で、日常的に上乗せされる費用は、
入浴時のタオル代程度に収まっています。
いずれもし紙おむつが必要になると、追加費用はそれなりの額が発生すると予想で
きます。

要介護1が要支援1になった時は、買い物同行サービスは有料になりましたが、洋
介護1に戻って、介護保険対象のサービスになり、1割負担に戻りました。

一応、入居後は、請求書にその明細が書かれているので、月毎の費用の変動が分か
ります。
例えば、出張で来てくれる美容サービスは、当然別払いで発生し、別途領収書も同
封されてきます。

いずれにしても、現実として、入居型介護施設での費用は、バカにならない額です
から、想定外で追加費用が発生する、ということがないよう、事前の確認と、入居
後の備え、両方が必要です。

 

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