要介護認定調査・審査の流れと調査項目の概要:要介護認定申請から認定までの手順-2

「要介護・要支援認定申請書」を提出し、
介護や支援の必要度を判断してもらうための認定調査を受ける日が決まります。
<認定調査>は、認定調査員により行われます。

 

要介護認定が決まる審査の流れと認定調査の関係

<要介護認定>のための審査は、
以下の図に示すように
一次判定ソフトによる判定 → 介護認定審査会による二次判定
の順で行われ、主治医の意見書も用いられますが
判定の大元になる情報が
認定調査員により行われる認定調査なのです。

認定調査員とはどんな人?

要介護認定申請に基づき初めて受ける認定調査は、
「市町村職員」か「事務受託法人」が行います。
しかし、更新時や区分変更申請によって行う認定調査は、
これ以外に
「指定居宅介護支援事業者、地域密着型介護老人福祉施設。
介護保険施設その他厚生労働省令で定める事業者もしくは施設
または介護専門員で同省令で定めるもの」が含まれ、
所定の指定研修修了の<認定調査員>に委託されることがあります。

認定調査の方法と目的

認定調査は、
申請者が住む自宅や病気治療やリハビリテーションで入院している病院に
認定調査員が訪問して行われます。

調査内容の詳細は次回以降で述べますが
自宅での調査は
申請者(介護を受ける者)と介護や支援を実際に行っている家族に対する
聴き取り調査が主になります。

病院や施設にいる場合は
実際にケアをしている看護師や介護士の方からも聞き取りを行います。

どちらの場合も主治医の意見書が参考に用いられます。
なお、申請者が聞き取り調査に対応できない心身の状態の場合
関係者の方のみの聞き取り調査で対応することもあります。

 

認定調査・認定調査票の構成と概要

認定調査は、以下の3種類の認定調査票に基づき認定調査員が行います

1.概況調査:以下の項目からなり、聞き取り、記入。
◆調査実施者 ◆調査対象者
◆現在受けているサービスの状況(在宅利用・施設利用)
◆置かれている環境等(家族状況、住宅環境、傷病、既往歴等)

2.基本調査:以下の5群で構成される項目について聞き取り、記入
  <第1群>:身体機能・起居動作(13項目)
  <第2群>:生活機能(12項目) 
  <第3群>:認知機能(9項目)
  <第4群>:精神・行動障害(15項目)
  <第5群>:社会生活への適応(6項目)
  <その他>:過去14日間にうけた特別な医療について(12項目)

  このグループ項目に従い、次の3つの評価基準を元に質問して
  ①<能力>を確認
  ②どのような介助が提供されているかという<介助の方法>を確認
  ③障害や現象(行動)の<有無>を確認
  し、票に記入して行きます。

3.特記事項:この票・欄には、基本調査ではっきり確認できなかったこと、
回答を得られず、記入できなかった事項とその原因や意見等を記入します。

次回は
基本項目の各郡別の内容を紹介します。

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