家族介護における高齢者虐待の側面:『男性漂流』<第3章・介護がこわい>から(7)

中年男性が苦悩の淵に追い込まれている数々の問題の中から、
「結婚」「育児」「介護」「老い」「仕事」という5つのテーマを取り上げた
男性漂流 男たちは何におびえているか
奥田祥子著:講談社+α選書・2015/1/20刊

その<第3章 介護がこわい>を引用紹介しながら、男性も親の介護を担う
ことが当たり前になり、避けられなくなり、義務化していく今とこれからを
考えるシリーズ
第1回:ケアメン、男性介護が当たり前の時代
第2回:悠々自適な「中年パラサイト」から介護生活へ暗転
第3回:増えるシングル男性介護者。男性よ家事力を!
第4回:家事力強化、介護知識、介護休業制度。介護生活への備えを
第5回:介護不安を取り除くために、聞く、調べる、知る行動力・社会性を
第6回:介護生活が予想される人に必要な備え
今回は、第7回です

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 高齢者虐待のリスク
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介護で孤立した苦悩から虐待に走ってしまう者もいる。
 決して親と同居する独身の息子が高齢者虐待に陥りやすい、と短絡的な
議論を展開するつもりはない。
 ただ、今後多角的に国や自治体、関係機関、そしてわれわれジャーナリ
ストが対策を考えていくうえで、現実に目を背けてはならないと思う。

 高齢者を虐待するものの続柄についてだが、息子が41.6%と最も多いの
だ。
 次いで、夫の18.3%、娘の16.1%、嫁の5.9%、妻の5.0%となっている。

(厚生労働省2012年度「高齢者虐待防止、高齢者の養護者に対する支援等
に関する法律に基づく対応状況に関する調査」より)

※<介護疲れの果ての暴力>から引用しました。

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上記調査資料を、同省HPから検索。
虐待者(虐待する側)に関するデータを転載しました。

1

年齢0
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男性だけでなく、女性も暴力的な行為に及んでしまうことで、介護生活の
悲惨さ、大変さが想起できます。
他人事ではないとも思えます。

虐待に及んだ要因についての内訳は、以下の通りです。

要因1 要因2

同様、被虐待者(虐待された高齢者)に関するデータを以下に抜粋・転載しました。

介護区分1
介護区分2

種類 性別 年齢

複雑な思いが交錯します。
データの紹介にとどめたいと思います。

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