
おめでとう錦織圭!2019年度男子プロテニスATPツアー初戦ブリスベン国際で約3年ぶりのツアー優勝!
なぜそんなに一生懸命になれるの?
といつも妻にバカにされている、男子プロテニス錦織圭選手に入れ込むわたし・・・。
その最大の理由は、最大のハンデである身長の違いを克服して、世界ランキング
ひと桁台を実現できる、プロスポーツにおける日本人男性アスリートとして、最
も賞賛すべき選手と考えるから。
しかも、それが、ただ自分だけが頼り、自分ひとりの実力で評価されるテニスと
いうスポーツであるから・・・。
ここ数年、ケガの影響もあり、期待が大きいだけに、ガッカリすることが多かっ
たのですが・・・。
ようやく昨期後半のツアーファイナル出場を賭けての追い込み以来、持ち前の粘
りが戻り、今期への期待が膨らみつつあったのであります。
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そして迎えた、このブリスベン国際大会。
オーストラリアでの開催であり、同じ1月中旬から下旬にかけて開催される、グ
ランドスラム初戦の全豪オープンの前哨戦とされ、錦織にとっても、ある程度の
手応えを掴んでおきたい大会。
一昨年の当大会の決勝で、それまで得意としていたディミトロフに敗戦。
その頃から、ずーっと、ツアーの決勝に残っても勝てない状況が続いていた・・・。
そのデミィトロフと準々決勝で対戦し、力強いプレーで、2-0でリベンジ。
準決勝は、錦織にとっては戦いやすい相手のシャーディーに完勝!
そして、決勝は、身長196cmで、ハードコートで有利なビッグサーバーであり、
昨年ブレークし、楽天オープンでも決勝で対戦し、ストレートで敗れているロシア
の若手のホープ、メドベージェフ。
さて、この決勝。
第1セットは、好調どおり、手堅く6-4で先取。
第2セットは、何度かのブレークのチャンスをものにできなかったためにちょっと
集中力を欠いて、反対にブレークを許し、3-6で失い、ファイナルセットへ。
しかし、全体を通しては、素早い動きと広い守備範囲、考えられたサービス、定評
のあるリターンとバックハンド、力強さを増しスピンを効かせたフォアハンドスト
ロークで、見ごたえのある、ワクワクするゲーム展開に。
そのために思うようなプレーができず、再三ラケットを投げるなど、イラつきを見
せるメドベージェフ。
錦織のサービスゲームで始まった第3セット。
第1ゲームを危なげなくとったことで、優位にゲームを進めることが可能に。
メドベージェフのプレーも、疲れとプレッシャーから次第に雑になり、3度のブレ
ークに成功し、6-2と圧倒。
楽天オープンのリベンジを果たすとともに、2016年アメリカでのメンフィス・
オープン優勝以来、約3年ぶり、通算12勝目を達成!
夕食後、かみさんはNHK大河ドラマ「いだてん!」の第1回目を見ている傍らで
テニスTVのライブで観戦していたわたし。
思わず、「やった!」と両手を挙げていました!
これまでとは、確かに違う、新たに進化・成長した感のある錦織圭。
心配なのはケガのみ。
適度に休養が取れるスケジュールで各大会に臨み、20歳台最後のシーズンを、こ
れから数年トップ10、トップ5を維持できる戦いで活躍し、楽しませてくれるこ
とを願っています。
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