樹木葬・桜葬、桜葬墓地とは:『老い方上手』「自分らしい葬送を選ぶ」から-7

 

老い方上手』にある井上治代さんの第5章 自分らしい葬送を選ぶ
を紹介しながら、終活の一つ、葬儀・葬送について考えてきています。

第1回 ⇒ 変わる家族と葬送(1)核家族化の後
第2回⇒ 変わる家族と葬送(2)跡継ぎを必要としないお墓と自分らしさ
第3回⇒ 変わる家族と葬送(3)自由なデザインで自分らしいお墓
第4回⇒ 変わる家族と葬送(4)手元供養が人気
とお墓に対しての心の持ち方の変化などについて紹介。

その後自然葬の紹介に入り
第5回⇒ 自然葬志向の「散骨」の法律事情
第6回⇒ 自然志向葬送の根拠・方法と自然を守る使命

を取り上げてきました。

そして今回は、井上さんが主催する桜葬の紹介を同書とHPからします。

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樹木葬とは

「樹木葬」とは、自然を志向して墓所に外柵や墓石を設けず、
遺骨を土中に埋めて樹木を墓標とする葬法のこと。
同じ自然志向の葬法でも、「散骨」が「墓」をつくらず、墓地以外に埋めては
いけないと規定する「墓地、埋葬等に関する法律」 (=「墓埋法」)の範疇外
で行っているのに対して、
樹木葬は墓埋法上、墓地として許可を受けた区域に樹木葬という形式の墓を
つくっている点で異なっています。
桜葬は樹木葬の一種です。

桜葬とは

「桜葬」とは「樹木葬」の一種で、シンボルの木が桜である葬法のこと。
樹木葬は自然を志向して墓所に外柵や墓石を設けず、遺骨を土中に埋めて樹木を
墓標とします。

以上の説明は、エンディングセンターのHPから引用しました。
以下は、『老い方上手』からの転載です。

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<桜葬とは?>から

桜葬は認定NPO法人エンディングセンターが企画した跡継ぎを必要としない
お墓です。それに加えて自然志向であるということ、もうひとつは家族機能
を補うようなエンディングサポート機能を持っているということが特徴です。

たとえば、かつてメンバーが何人書いた家族であっても最期はひとりになっ
てしまうとしたら、お墓に入るまでの生活をどうするかが問題です。
それが家族だけで担えなければ、支えあうエンディングサポートが必要なの
です。
桜葬は、そういった活動がしやすい形態になっています。

東京都町田市につくった桜葬墓地はどのような形をしているかといいますと、
集合墓地で個別区画が隣接して、一つの墓域を作っています

木立

このあと同書では、桜葬・樹林墓地の内のひとつ「風の旅人」という区画の
写真を元に、桜葬の構造や特徴などを説明しています。
その画像を転載できませんので、イメージが沸かないかもしれませんが、
一部原文を転載します。

一番てっぺんにある木がソメイヨシノで、ニッコウキスゲも群生しています。
近くには大きな野生の山桜の木もあります。地下は個別区画にわかれています。
マンションの地下バージョンだと思って頂ければと思います。
ひとつひとつ個別区画の使用権を持って好きな人と入り、それ全体が隣接して
ひとつの集合墓となって守られていくというシステムです。

墓域の前には銘板があり、墓域の横にある縁石からヒモを張ると、広い中でも
どこにだれが入っているかがピンポイントでわかるようになっています。
遺骨を埋めた上に墓石が建つことはありませんが、近くの銘板には埋葬された
順番に名前が入るので、眠っている場所は、「あのへん」というのがわかる
ようになっているのです。
自然にも人間にも優しい形になっていて別途、ペットと一緒に入れる区画も
あります。

桜葬墓地では、毎年桜の咲くころ、同じ集合墓に入る人たちが集まって
「桜葬メモリアル」という合同祭祀を行っています。

文音

※以下略

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銘板のイメージを確認するには、同サイトのこちらのページをご覧ください。

同センターでは、現在、東京・町田市大阪・高槻市で樹林葬・桜葬墓地
の利用者の募集を行っています。

「風の旅人」がある<樹林墓地・桜葬>の募集受付については
こちらで 確認いただけます。

また、その他現在募集中の<桜葬墓地・詩桜里>についてはこちら
<樹林墓地・凛>についてはこちら で確認してください。

区画の種類も多数ありますし、すでに契約受付を終了した墓地も何箇所か
あります。
それぞれ使用料が異なりますので、詳しくは、同サイトで確認頂ければと
思います。

凛

次回は、同センターのエンディングサポート契約について紹介します。

なお、当ブログ中使用した樹木葬・桜葬墓地の画像は、同センターHP
から借用させて頂きました。

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その他、散骨などのサービスについて以下のブログで紹介しました。
⇒ クラブツーリズムの終活講座:樹木葬と海洋散骨講座、納骨堂講座、エンディング準備講座
また、
NPO手元供養協会のサイトにある、手元供養で残ったお骨の処理フロー
というページで、遺骨・遺灰の取り扱いについて丁寧に説明しています。
参考になるかと思います。

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【井上治代さんプロフィール】(同誌より転載しました。)
東洋大学ライフデザイン学部教授、社会学博士。
認定NPO法人エンディングセンター理事長。ノンフィクション作家。
専門分野は社会学(家族変動・死者祭祀・ジェンダー論)で、「家族の社会学」
「生死の社会学」「いのちの教育」「総合Ⅳ」死生学ゼミ」などを教えている。
著書に『新・遺言ノート』『墓と家族の変容』『より良く死ぬ日のために』
桜葬―桜の下で眠りたい』 ほか。

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