敬老の日。高齢者人口、80歳以上1000万人超、65歳以上3384万人は全人口の26.7%
80歳以上の人口が1千万人を超えている!
そして、65歳以上の男女人口、500万人弱女性が多い。
すごいですね。
9月21日は敬老の日ということで、恒例の高齢者人口の発表が、
20日、総務省からありました。
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総務省が20日、敬老の日に合わせてまとめた15日時点の人口推計。
2010年の国勢調査をもとに、その後の出生数や死亡数などを反映して推計
したものですが・・・。
80歳以上は前年比38万人増の1002万人となり、初の1000万人を超え。
65歳以上の高齢者人口は前年比89万人増の3384万人。
総人口における構成比は0.8ポイント増の26.7%で、過去最高を更新。
うち、男性は1462万人で男性人口の23.7%、女性は1921万人で女性の29.5%。
1947~49年生まれの「団塊の世代」全員が昨年中に65歳以上になっています。
国立社会保障・人口問題研究所の推計で2040年に36.1%に達する見込みで、
社会保障費の膨張への対応が急務、とはもう耳タコですね。
日本の高齢者人口の割合は欧米主要7カ国の中で最も高く、イタリアの22.4%、
ドイツの21.2%を大きく上回る。
また同省の労働力調査によると、14年の65歳以上の高齢者の就業者数は
前年比45万人増の681万人で11年連続で増加。
半数弱の320万人が被雇用者で、うち74.1%、234万人がパート、アル
バイトなど非正規雇用を占めている。
就業率は20.8%で、こちらも欧米主要国を上回る水準。
男女別では、男性が29.3%、女性が14.3%である。
それにしても、繰り返しになりますが、80歳以上が1千万人以上もいるという
この国、この社会はすごいですね。
どう表現すれば良いか、正直、思いつきません。
私は、1950年3月生まれで、3384万人の中の末席にいる一人ですが、80歳以上
の自分のイメージは、まったく湧きません。
同居していた義母に、今年3月からサ高住に入ってもらったのですが、来月には
94歳になります。
昨日、私の住む地域で敬老会があり、学区ごとに整理された75歳以上の高齢者
の名簿が(義母が不参加だってので)配布されました。
見ると揃って75歳以上という夫婦も非常に多くみられます。
(高砂夫婦というそうです)
ただ、ちょっと考えたのが、こういうリストが出回ったら、どういうものか・・・。
これって、結構プライバシーに関わる情報で、知られたくない人もいるんじゃ
ないか、ということ・・・。
地域社会の絆、関係が希薄化することが問題となっており、そういう視点では、
この名簿から、ほのぼのとした感じを受けるのですが、やはり、無条件に、
いいこと、と言えないような気もします。
まあ、そちらのことよりも、一応65歳以上の就労者が増えつつあることは、やむ
を得ないと思いますし、少しでも健康で、自立した人生を送る上では、望ましい
ことと考えます。
一方、1000万人を超える80歳以上の生活を支える現役世代と、15年後には全員が
80歳以上に達している団塊世代の生活を支える次世代の負担と財政問題が、やは
り気になります。
シルバーウィークとは、そういうことを考える期間なのかもしれません。