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保育施設での乳幼児のうつぶせ寝。死亡事故の原因に:知っておくべき、乳幼児突然死症候群(SIDS)

2016/5/15 付日経の【メディカルNOW】欄で
「保育施設の死亡事故相次ぐ 乳幼児のうつぶせ寝に警鐘」
というテーマで、是非知っておいて頂きたい内容の記事が掲載されていました。

以下に紹介します。

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全国の保育施設での事故で、2015年に乳幼児14人が死亡していたことが
内閣府の調査で分かった。
亡くなった子供は過去10年間、10~20人で推移しており、重大な事故が
後を絶たない。
国は今年3月、事故防止策をまとめたガイドラインを自治体に通知する
など、保育施設の安全性の向上を急ぐ。

15年の保育施設での死亡事故を年齢別にみると、0歳児が7人で半数
占めた。
死亡時の状況は睡眠中が10人で、うち6人は突然死の危険性が高まると
される「うつぶせ寝」の状態だった。

死因としては赤ちゃんが寝ている間に突然亡くなる「乳幼児突然死症候群
(SIDS)」と病死がそれぞれ2人で、窒息と溺死が1人ずつ。
その他の8人は原因不明や調査中とした。

SIDSは生後2カ月~6カ月に多く、1歳以上での発症もある。
厚生労働省によると、うつぶせに寝かせると、あおむけに比べてSIDS
の発症率が高くなるとの報告がある。
うつぶせ寝は窒息の原因にもなり、医学的な理由がない限りはあおむけで
寝かせることが重要だとしている

保育施設に対策を徹底させるため、国は3月に事故防止のガイドライン
作成した。
うつぶせ寝を避ける以外ではプールでの監視強化のほか、食事中の誤嚥
素早く気づくように注意を払うことなどが必要としている。

食物アレルギーへの警戒も記載した。
食事後に子供がぐったりとしている場合は急性アレルギー反応の
アナフィラキシーショックを疑うよう呼びかけている。

事故発生後、いかに対応すべきかも盛り込んでいる。
◆事故の状況を的確に把握し、必要に応じて救急車を要請する
◆事故が起きた現場は、二次的な事故が起きる可能性がある場合を除き、
そのまま保存する
といった内容。

国は自治体に対し、今年4月からは死亡例など重大事故について原因を分析し、
報告するよう求めている。
こうした報告に基づき背景事情などを精査し、より的確な再発防止策を進める
ことが必要になる。

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以下、厚労省のHPから引用しました。

乳幼児突然死症候群(SIDS)について

 乳幼児突然死症候群SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)は、それまで
元気だった赤ちゃんが、事故や窒息ではなく眠っている間に突然死亡してしまう病気
日本での発症頻度はおよそ出生6,000~7,000人に1人と推定され、生後
2ヵ月から6ヵ月に多いとされています
発症は年々減少傾向にありますが、平成23年には全国で148人の赤ちゃんが
この病気で亡くなっています。
SIDSの原因はまだわかっていませんが、男児、早産児、低出生体重児、冬季、
早朝から午前中に多いことや、うつぶせ寝や両親の喫煙、人工栄養児で多いことが
平成9年度厚生省心身障害研究「乳幼児死亡の防止に関する研究(主任研究者:
田中哲郎)」(以下「平成9年度研究)と言う。)で分かっています。
以下のような育児習慣等に留意することで、SIDSの発症リスクの低減が期待され
ています。
これらはいずれもSIDSの直接の原因ではありませんので、必要以上に不安に思う
必要は有りません。
日頃の子育てを再確認していただき、あとはおおらかな気持ちで子育てをしましょう。

1)うつぶせ寝は避ける

うつぶせに寝かせたときの方が、あおむけ寝の場合に比べてSIDSの発症率が
高いと報告されています。
うつぶせ寝がSIDSを引き起こすものではありませんが、医学上の理由でうつぶせ
寝をすすめられている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせるように
しましょう。
また、なるべく赤ちゃんを一人にしないことや、寝かせ方に対する配慮をすること
は、窒息や誤飲、けがなどの事故を未然に防ぐことになります。

2)たばこはやめる

たばこは、SIDS発生の大きな危険因子です。
平成9年度研究では、両親が喫煙する場合、両親が喫煙しない場合の約4.7倍
SIDSの発症率が高いと報告されています。妊娠中の喫煙は、おなかの赤ちゃん
の体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にもよくない影響を及ぼします
妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙もよくありま
せん
これには身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。

3)できるだけ母乳で育てましょう

母乳で育てられている赤ちゃんは、人工乳(粉ミルク)で育てられている赤ちゃん
と比べてSIDSの発症率が低いと報告されています。
人工乳がSIDSを引き起こすわけではありませんが、赤ちゃんが、よろこんで飲
み、体重が順調に増えているなら、できるだけ母乳を与えましょう。

母乳3

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乳幼児の死は、人の社会で最も理不尽なこと。
どんなことがあっても、子どもの命は守らなければなりません。

乳幼児の睡眠中の予期せぬ死、突然死。
「うつぶせ寝での死の原因は窒息死」。
単純にそう思っていたのですが、原因不明の「乳幼児突然死症候群(SIDS)」
によるケースが多いとのこと。
恥ずかしながら初めて知りました。

そのリスクは、日々の育児・保育の中で、常にあると・・・。
神経質過ぎてもいけませんが、間接的に要因と考えられる点については、
きちんと注意してあげたい・・・。

タバコはいけないと分かっているのに、子ども連れで、コーヒーショップ等
で喫煙席に座る親や大人が未だにいるのを見ると心が痛むとともに、憤りさ
え感じます。

アナフィラキシーショック」については、今回は省略します。
今すぐ知りたいとお思いになりましたら、こちらのWikipedia でチェック
てみてください。

なお、少し論点から外れるのですが、0歳児から保育所に預けること、任せ
ることには賛成しかねる私。
誕生から1歳になるまでは、保育所に預けずに自分の子どもの養育を直接し
てもらい、その間、現役世代でも年金を受け取ることができる、乳児養育年
金制度の創設を提案したいと思います。
1年間は母親が働く必要がない生活・養育費用給付の年金です。
原資は、厚生年金および国民年金から。

原則として、0歳児保育はなくし、保育士の仕事は、1歳児保育からに。
諸般の事情があり、みずから0歳児の保育ができない場合にのみ公的保育所
で0歳児保育を引き受ける制度とします。

もちろん、新米ママの産後ケア、育児相談の体制もしっかり整備し、運営す
ることも欠かせません。

母子1

 

 

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