コミュニティネットの「ゆいまーる」、3社と資本提携で全国展開

もう2カ月近く前の記事ですが、関心をもちそのままにしていたものを
紹介します。
2018/8/18付日経の以下のレポートです。

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 コミュニティネット、高齢者移住の拠点全国展開
 三菱総研など3社が出資、5年後75カ所に拡大
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 元気な高齢者の移住拠点「ゆいま~る」を運営するコミュニティネットは、
移住拠点の展開を加速する。

 三菱総合研究所、あいおいニッセイ同和損害保険、フィットネスクラブの
ルネサンスと資本提携。

 現在は直営8カ所の移住拠点を、自治体や地域の事業者に助言するところ
も含めて5年後に全国75カ所に増やす計画だ。

 コミュニティネットの第三者割当増資を3社が7月までに引き受け。
 出資比率は議決権ベースで三菱総研が4.6%、あいおいが3%、ルネサンス
が8.4%。ルネサンスは役員も派遣している。

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※記事中の資料をそのまま転載させて頂きました。

 ゆいま~るは高齢者住宅の一種だが、入居者がサービスの内容を検討し、
コミュニティーの活動に参加するなど、地域で自立した生活をするのが特徴

 那須(栃木県那須町)や厚沢部(北海道厚沢部町)、伊川谷(神戸市)の
ほか、都内にも空室の増えた団地を再生した高島平(板橋区)や多摩平の森
(日野市)などがある。


※記事中の資料をそのまま転載させて頂きました。

 政府は地方創生の一環として高齢者の地方移住に注目。
 米国で普及している高齢者の移住拠点「CCRC」の日本版として、
ゆいま~るのモデルの一つとしている。
 コミュニティネットには政府系ファンドの地域経済活性化支援機構が出資
した。

 三菱総研はCCRCの誘致を目指す自治体や事業者への助言に力を入れて
おり、コミュニティネットと資本提携することで普及を後押ししたい考え。
 地域営業に力を入れるあいおいは高齢者向けセミナーの企画や人材活用・
育成などでコミュニティネットと協力する。地域に貢献しつつ、営業基盤の
強化にもつなげる。

 ルネサンスはリハビリテーション拠点「元気ジム」を運営し、これまでも
ゆいま~る高島平の入居者支援などで協力してきた。
 この提携拡大で介護予防や運動支援、街づくり事業などにも関係を広げる。

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 コミュニティネットは秋にも大阪市内に9カ所目の直営拠点を開く。
 さらに東京都町田市で桜美林大学が関わるCCRC構想や岩手県雫石町、
鳥取県湯梨浜町の計画を手助けする。

 今後も首都圏を中心に介護施設の不足は深刻さを増すとみられ、高齢者の
地方移住は潜在需要が大きいと判断。
 5年後の75拠点を足がかりに、将来は全国250拠点を目指す。

「ゆいま~る那須」は「日本版CCRC」のモデルのひとつとして注目を集める(栃木県那須町)
※ ゆいま~る那須
記事中の画像をそのまま掲載させて頂きました。

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<CCRCとは?>
 高齢者が元気なうちに地方などに移り住み、社会貢献や生涯学習をしなが
ら暮らす共同体。
Continuing Care Retirement Community
の略。
 介護や医療が必要になっても、ケアを受けながら暮らせる。
 政府は地方創生の一環で日本版CCRCの普及に力を入れている。

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「100年コミュニティ」づくりを掲げる<コミュニティネット>の「ゆいまーる」。
沖縄の言葉で、結い=協働、まーる=順番、で「助け合い」を意味するそうです。

ゆいまーるは、駅前再開発型、団地再生型、過疎地対策型の3つのパターンでの
CCRC。
今秋、間もなく大阪市内に開業される「ゆいまーる福」は、一応<サ高住>、サ
ービス付き高齢者向け住宅として、現在、見学会を実施し、入居者を募集している
ところです。

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HPで見ると、上のような構成になっており、各棟で庭や畑、食堂・図書室など
を囲み、周辺には小学校や公園もあります。
小さなコミュニティ空間を形成している雰囲気が伝わってきます。

高齢者の地方移住という視点で見れば、ブログサイト<大野晴夫.com>
介護施設に視点を当てれば、同<介護相談.net>、そして高齢者の生き方の視点で
見れば、同<世代通信.net>で、とどちらでも取り上げることができる内容でした。

ゆいまーるについては、<大野晴夫.com> で以下のブログで紹介しました。
元気なうちの高齢者の地方移住:日本版CCRCの現状と課 (2016/4/11)

団地型のCCRC的なプロジェクトについては、地元大学とコラボしている
豊明団地・けやきいきいきプロジェクトと介護ロボ開発拠点「ロボティックスマートホーム」に注目 (2016/8/4)
という事例も参考になります。

そして最も規模が大きく、CCRC および高齢者の地方移住とコミュニティ化の成功
モデルとして取り上げられる「シェア金沢」を紹介している
高齢者の地方移住の可能性と課題①:<人口病に克つ>超高齢化を生きる(2)より (2015/11/13)
も、ぜひチェックして戴きたいと思います。

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