救急車有料化、延命治療の考え方。医療費膨張をめぐる諸課題

「老後不安不況」を吹き飛ばせ! 「失われた25年」の正体と具体的処方箋
大前研一氏著・2017/3/31刊)
「第2章 【問題解決編① 政府】老後不安を払しょくするために、政府は何をすべきか」
を参考にして、高齢者世代の生き方・あり方を考えています。

各項の順に、エッセンスを集約した上で、思うところを述べています。
興味関心をお持ち頂けましたら、同書をお求め頂き、ご自分流にお読み頂ければと
思います。

今回は、第9項を受けての第9回です。

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 9.「救急車の有料化」は絶対に行うべき
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 この項では、高齢化社会の進行によりもたらされる医療費の膨張を捉えて
1)救急車の有料化
2)無駄で過剰な医療の抑制による膨張する医療費の抑制
3)延命意識の転換と延命治療の抑制

を主張・提案しています。

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感覚的には、97歳での延命措置回避と、70歳代での措置とは若干違うのではとも思う
のですが、考え方としては、延命治療を断る方向で、個人と社会が歩調を合わせていく
ことが望ましいと思っています。

極論ですが、ご批判を承知で申し上げれば、90歳以上の延命措置は法律で規制しても
よいのでは・・・。
一つのケースですが・・・。
加えて、特定の病状においても・・・。

急速な高齢化と医療費・介護費の膨張とは、同一歩調をとるのは必然。
こうした現状は、国民皆保険制度をとる日本の素晴らしさではありますが、将来に
莫大な負の資産を残すことは、大きな禍根を残すことそのもの。
利益を享受する高齢者にとっては痛くもかゆくもない・・・。
しかし、そのエゴとも言える態度姿勢は、生きているうち、意識・意志があるうちに
改めるべきです。
長幼の序とは、本来、その意識の高さと社会性の公平性・公正性、倫理・道徳の道で
こそ、当然高齢者が自ら範として示すべきことを意味するはず。
決して、年長者に対して尊敬・尊重の念を求めるものではないはず。
むしろ年長者が自戒すべきものと理解すべきでしょう。

しかし、現実は、老害とも言うべき事態・事象のほうがまかり通っている・・・。
働かない、働けなくなった高齢者は、自らの生き方で、次世代・将来が少しでも現在
よりも望ましいものとなるよう、望ましい時間を送り、望ましい最期を迎える。

少しでも長く働きたいと思う高齢者は、労働と収入で社会的責任・社会的貢献の期間
を延長しつつ、次世代への望ましい継承をも考え、実現・実践していく。

そうありたいと思うのですが・・・。
老後不安の増大は、そうあるべき高齢者の行動を逆行させる要素ではあります。
しかし、高齢者世代の価値観と人生観を望ましいものに変えていくリーダーが、存在
すれば、とないものねだりもしたくなるのです。

自分にできること。
望ましい高齢者としての生き方を、微力ではあっても発信し続けること、提案し続け
ること。
今はその程度でも、継続することで・・・。
そう考えています。

救急車の有料化は、もちろん当然のことです。

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